[Intro] ガラスの門に 雨がひざまずく 香の代わりに 冷却ガス 金の仏像は 目を持たず 口から契約書を吐く [Verse 1] 長い廊下を 裸足で進む 床下でサーバーが 経を読む 僧の仮面に 企業の紋 合掌の形で 銃を隠す 壁には戦死者の 顔が並ぶ だが名前の欄は 空白のまま 寄付の数字が 霊を測り 悲しみまでも 利益に変える [Pre-Chorus] 俺たちは息を 低く合わせた 花びらの合図が 端末に咲く 祈りではない これは侵入 沈黙の中で 刃が笑う [Chorus] 企業寺院 鐘を止めろ 忠義を売るな 骨まで売るな 企業寺院 嘘を燃やせ 祈りの値段を 刃で砕け 企業寺院 扉を開け 封じた記憶を 地下から返せ 企業寺院 聞こえるか 神ではなく 人が泣いている [Verse 2] 祭壇の奥に 黒い端末 将軍の声が 線を這う 「秩序は慈悲」 「監視は愛」 冷たい文字が 額に刺さる 仲間の一人が 母の名を見た 慰霊名簿の 売却記録 拳を握れば 警報が鳴り 赤い僧兵が 影から湧いた [Pre-Chorus] 俺たちは息を 荒く合わせた 花びらの合図が 火花に変わる 祈りではない これは反撃 沈黙の中で 太鼓が鳴る [Chorus] 企業寺院 鐘を止めろ 忠義を売るな 骨まで売るな 企業寺院 嘘を燃やせ 祈りの値段を 刃で砕け 企業寺院 扉を開け 封じた記憶を 地下から返せ 企業寺院 聞こえるか 神ではなく 人が泣いている [Choir Break] 売るな 売るな 名を売るな 祈りを売るな 返せ 返せ 声を返せ 死者を返せ [Breakdown] 銃声 鐘声 警報 念仏 クロム 血潮 回路 反逆 [Bridge] 祭壇の裏に 古い木札 焼けた文字で こう書いてある 「刃は弱き者の前で眠れ」 俺は初めて 膝をついた [Final Chorus] 企業寺院 鐘を止めろ 忠義を売るな 骨まで売るな 企業寺院 嘘を燃やせ 祈りの値段を 刃で砕け 企業寺院 塔を裂け 赤い雨を 屋根まで通せ 企業寺院 崩れても 人の名だけは 地面に残れ [Outro] ガラスの仏が 割れて落ちる 雨が祭壇を 洗い流す 俺たちは木札を 胸に入れた 祈りはまだ 買われていない